屋根工事ガルバリウム鋼板の縦ハゼ葺き。通気は大切。
- Kazuya Yamashita
- 2016年11月20日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年7月24日
和歌山で国産木材と土・紙などの自然素材を用いた建築を行っております、
山下木造建築店です。
兵庫県たつの市の木造住宅新築工事、屋根工事が続いてます。

合板下地の上に防水紙を全面に施工。
中央に薪ストーブの煙突が飛び出しています。

煙突の穴の周りは不燃材のケイカル板を張り、煙突内に木が露出しないように。

片流れ屋根の棟換気の穴。通気の出口をしっかり確保。
穴は開けても雨水は入らないように施工します。

仕上げのガルバリウム鋼板、「縦はぜ葺き」という工法です。
板同士の継ぎ目は一列一列、板金業者さんが専用の道具を使って手作業で行います。 よく似た工法で「縦平葺き」というのもあり、そちらは板同士の継ぎ目は嵌め合わせるように加工してあるので施工がスムーズになり、施工費がお安くなります。
一見同じように見える両者ですが、「縦はぜ葺き」のほうが継ぎ目の山が細く仕上がりスッキリします。特に軒先の端部でその差は大きいと感じるのでメリットはあると思っています。

下屋と2階の外壁が取り合う部分にも換気部材を、

切妻屋根には棟換気部材。

こちらは軒側。空気の取り入れ口となるよう、面戸板の上部を切り欠いてあります。
切り欠き部分にはステンレスの網を張って虫などが入るのを防ぎます。
屋根や外壁の仕様によって、通気の確保の仕方はさまざまですが、空気の入口と出口を設け、湿気が通気層を通って確実に排出されるよう施工する必要があります。

あと一息で縦はぜ葺き完成。
今日はここまで。
またよろしくお願いします!
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